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澤村

澤村勇典Yusuke Sawamura

2011年 三菱東京UFJ銀行入行(現 三菱UFJ銀行)
2015年 IBJに転職
2021年 IBJ取締役に就任
趣味:キャンプ、バーベキュー

なんとなく大手を受けた就活
就活は大学3年の2月くらいから、エントリシートを提出し始めました。周りに比べると遅いほうだと思います。当時は、バスケサークルの活動と居酒屋でのアルバイトが生活の中心で、就活の軸は正直に言うとありませんでした。先輩たちが入社していった、銀行や損保といった金融系、大手商社、名前を知っている食品や電機といった大手メーカーなど、いわゆる大企業に就職できればいいなと思っていました。

専門知識やこれといった興味のある分野も見つかっておらず、営業職をやるんだろうなとなんとなく描いていました。面接で話した志望動機は一般的なものでした。「どんな会社でも全力でやります!」が本当のウリでしたが、「OB訪問や会社説明会であった社員さんたちがいい人ばかりで、自分もそうなりたいです」とアピールしていました。そんな動機なのでたくさん面接に落ちましたが、先輩が就職した先についてはそれなりに自分の言葉で志望動機を話せたこともあってか、銀行や損保、商社に内定をもらいました。

その中で銀行(三菱東京UFJ銀行)を選んだのは、仕事を通じて経営者と対話できることが、自分にとって魅力だったからです。アルバイト経験から、地元のオーナー企業の社長たちと会話することもあったのですが、一言でいうと「色んなこと考えてるカッコいいおっちゃん」たちでした。仕事を楽しんでいるというか、社会のこと、お客様のこと、従業員のこと、政治のこと、自分の家族のことなど、本当に幅広くお考えや知見のある方々だと思い、そういった方から学ぶことで物事に「広く深く」関心と知見を持てるようになれば、人生が豊かになるんじゃないかと思って銀行を選んだことを覚えています。 インタビューに答える澤村
目指していた「カッコいいおっちゃん」に自分はなれるのか…
大学時代には簿記の単位を落としていたような私が、入行して1年後には中小企業の担当をもち、たくさんの社長や経理部長と対話できるようになったのは、銀行の先輩や育成制度があってこそだと感謝しています。

有難いことに、数年後には希望していた営業本部への異動を拝命し、憧れだった大企業担当の先輩方と一緒に仕事をするようになります。たまたま担当した企業の業種柄、「たぶん行内で一番稟議を書いている」と言われるほど、事務作業を多くやっていました。忙しく仕事もして、営業本部で働いている自分にはそれなりに満足と今後のモチベーションをもっていたのですが、毎日の業務に忙殺される中である時ふと感じたことがあります。

自分はこの特殊な事務のエキスパートになって、将来「色んなこと考えてるカッコいいおっちゃん」になれるのか。

銀行は、異動も多く、様々な業種の企業を担当します。課長や部長ともなれば、その範囲はさらに広くなっていくでしょう。「経営者と一緒になって、担当企業の成長に貢献すること」がやりがいだった私にとって、銀行業務というものは「資金調達という、会社経営にとっては極一部分なんじゃないか」と徐々に考えるようになりました。

私にとっての興味は、「どうやって顧客を集客するか、どんな新商品や新事業を創出するか、どうやって売上をあげるか、どうやって社員のやりがいや幸福度を高めるか」といったものなんだと確信をし、転職を決意しました。銀行入社前は「一生ここで働くんだろうな」と思っていましたが、入社直後の研修で印象的だった「キャリアビジョンは変わってもいい、それが自然」という言葉が、幸か不幸か背中を押してくれました。 インタビューに答える澤村
ベンチャーだからこそできた幅広い経験
転職先としてIBJを選んだのは、銀行出身の社長が創業したベンチャー企業だったことが最初のきっかけです。正直、銀行文化とベンチャー企業の文化は全く違うと予想していましたので、ベンチャー企業に行きたいけど自信がないような感覚で転職活動をしており、結局また大企業の面接をいくつか受けていた矢先にIBJと出会いました。そこで社長の石坂さんに出会い、一瞬で私のそうした迷いや葛藤を見抜いたんだろうなーと今では思いますが、「銀行で学んだことは必ず活きる。それ以上に事業と経営が面白いことを必ず実感させる。」といった話を聞いて、IBJへの入社を即決断しました。

IBJに入社後、婚活アドバイザーとして配属されました。いわゆるBtoCの営業職ですが、銀行時代から会社経営者への個人営業には自信がありましたので、「無形商材なら任せろ」と意気込んでいたものの、全く成果をあげられませんでした。

3ヵ月経つ頃に、担当役員に呼ばれ「あークビだろうな」と覚悟をしていたのですが、社長と一緒に地方自治体案件を担当せよと、拝命しました。その後もウエディング事業、保険事業、旅行事業などM&Aや新会社設立も担当させてもらったり、グループ会社に出向した際は取締役として会社経営にも参加させてもらいました。

今は、経営管理部長として人事や採用、財務経理なども管轄しながら、全社全事業部と横断的に関わるようになりましたが、入社して7年で数多くの部署や経験を積ませてもらいました。入社当時全く売れなかった私が営業職のトレーナーもするまでに成長をしたり、会社の未来を担う新卒採用の責任者になったりする中で、銀行員時代には持てなかった、仕事に対するやりがいと目標を明確に持てるようになったことが、何より幸せに感じます。
目標やキャリアビジョンは変わっていい。見つかってなくもいい。
今、そう思えるようになったのは、IBJに根差している、社員一人ひとりのキャリアビジョン形成やジョブローテーションの仕組みのお陰です。IBJには「ご縁がある皆様を幸せにする」という経営理念があります。ご縁がある皆様にはもちろん社員も含まれます。社員一人ひとりが仕事も私生活も、やりがいと目標を実感する生き生きとした姿を、IBJは本気で目指しています。IBJで私が好きなところは、「目標やキャリアビジョンは変わっていい。見つかってなくもいい。それが見つかるような機会を提供し続けよう」という人事方針です。まさに私自身、どうやってこの会社に貢献できるか、どうしたら自分が成長できるかと思い悩んでいましたが、悩む暇もなく色々な分野を経験させてもらいました。そうした想いが脈々と引き継がれ、会社全体に広がっていくのを実感しながら、「私もその一員でありたい」と強く思っています。

一概に、全社員をゼネラリストにするということではありません。専門性を高めるキャリアビジョンや制度もありますし、若くしてチームや部下を持つことで、権限と実行力と高めてさらに成長していこうという人事戦略もあります。

やりたいことや、将来の目標が明確に決まっている方を、私は就活当時から羨ましく思っていました。今でも思います。それでも、そういう方ですら長い人生の中では、目標ややりがいは変わることが自然だと思います。だからこそ、社員一人ひとりと対話し、成長機会をつくり、ともにキャリアビジョンを作り上げていくIBJの人事方針が、私は好きです。

IBJには「一組でも多くのカップルを作ることで、日本の少子化に歯止めをかける」という明確なミッションがあります。その実現のためには、今まで積み上げてきたものだけでなく、婚活業界にイノベーションを起こし続け「非連続の成長」を遂げるというベンチャー志向が根強くあります。

自分の成長を実感しながら、社会を変えることに貢献する。人や社会に影響を与えたい人、影響を受けながら変化と成長を味わいたい人、IBJがその夢を実現することを約束します。
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